「フリーランスとして働くママは、どんな働き方をしているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
フリーランスという働き方は、育児と仕事の両立がしやすいのが大きな魅力です。忙しいママにとって、在宅で仕事ができると、時間のコントロールがしやすくなります。
しかし、厚生労働省の調査(令和4年版 働く女性の実情)によると、自営業主として働いている女性はわずか4.9%にすぎません。※
そこで本記事では、フリーランスとして働くことのメリット・デメリットをご紹介。実際に4年間フリーランスとして活動しているママのリアルがわかります。
「フリーランスママの働き方」がきになる方に向けて、具体的なステップや成功事例も解説します。働き方に悩んでいるママは、ぜひ参考にしてみてください。
※参考「令和4年版働く女性の実情」(厚生労働省雇用均等・児童家庭局)
フリーランスのママになるデメリットは?辛いことは?
フリーランスとして働くママには、デメリットもあります。辛いと感じやすい部分として、3つのデメリットについて見てみましょう。
・収入の不安定さ
・孤独感がある
・自己管理が必要になる
収入の不安定さ
フリーランスの大きな課題は、収入が安定しない点です。仕事量が月によって変わりやすく、収入が一定ではないため、収支の管理が必須になります。
クライアントからの依頼が少ない月や、体調不良などで思うように仕事が進められない時期も当然あります。
また、フリーランスママは産前産後の収入を自分で賄う必要があります。個人的にはここが一番辛かったですね。
貯金がどんどん目減りするので、在宅育児をしながら働くという選択肢を選びました。
事前に資金運用などしながら、お金の知識も必須になるのがフリーランスです。
孤独感がある
フリーランスは基本的に一人で作業することが多く、職場で同僚と会話したり、仕事の悩みを共有したりする機会が少ないです。
特に育児中のママは、子どもと接する時間が多くなる一方で、大人とのコミュニケーションが減ることから、孤独を感じやすいかもしれません。
「メンタルきつい・・・辛い・・・・」となる前に、意図的にイベントに参加したり、友達とあう予定を組んだり、精神面を安定させることが大切です。
逆に考えると、一人の時間を作って、自分の人生と向き合う時間にもなりますよ。
自己管理が必要になる
フリーランスのママは、自分でスケジュール管理をするため、自己管理能力が求められます。
締め切りに追われたり、育児との両立でスケジュールがタイトになるときは、やっぱり辛いです。
ほかには在宅ワークなので、仕事と育児の境界線が曖昧になって予定がずれることも。
しっかりとスケジュールを立て、無理のない範囲で仕事を進めることが大切です。
フリーランスのママになるメリット
一方でフリーランスとして働くママには、さまざまなメリットがあります。
5つの大きな利点があるので、詳しく見ていきましょう。
・勤務時間が自由になる
・在宅で仕事ができるスキルアップ
・成長できる
・子どもとの時間も大切にできる
・人間関係のストレスが減る
勤務時間が自由になる
フリーランスママのメリットは、自分で勤務時間をコントロールできる点です。子どもの体調や学校行事に合わせて、急な予定変更にも対応可能。
仕事が辛いときは、急遽お休みにして、子どもと外食に行ったりできます。
仕事を昼間に集中して行い、夜は家族と一緒に過ごすなど、ライフスタイルに合わせて勤務時間を決められます。
わたしは在宅育児中なので、1日3時間くらいの稼働です!
在宅で仕事ができる
在宅ワークが可能である点も、子育て中のフリーランスママには助かります。
体調が悪くて外出が辛い日は、家に引きこもって作業できます。
オフィスに通う必要がないため、保育園の送り迎えや、家事の合間にも仕事が可能です。
自宅にいながら収入を得ることができるので、育児と仕事のバランスを取りやすいでしょう。
スキルアップ・成長できる
フリーランスママとして働くことで、自分自身のスキルを磨くことができます。働きつつ学びながら、自分の市場価値を高められます。
例えば、フリーランスとして仕事をしながら、興味のある資格や講座にも挑戦できるでしょう。
人生に閉塞感を感じて辛かったり、パートナーの収入に頼るのが辛い方は、特に充実感を得られます。
フリーランスは、自分の成長が直接収入に結びつくため、やりがいを感じやすい仕事です。
子どもとの時間も大切にできる
フリーランスのママは勤務時間を自由に設定できるため、子どもと過ごす時間を確保しやすいのが特徴。
平日の昼間でも、子どもとのお出かけや遊びの時間を作れます。ふらっと出かけたり、イオンで遊んだり、時間を気にせず過ごすようになり自由が増えます。
家族との時間を大切にしながら、無理なく働けるのが嬉しいポイントです。
人間関係のストレスが減る
辛い人間関係や職場のストレスから解放されるのも、フリーランスならではのメリットです。
基本仕事時間はひとりなので、とくに周りに影響されません。自分のペースで仕事ができ、クライアントとの連絡も基本的にオンラインがほとんど。
周りの影響を受けやすいHSPさんや繊細さんは、フリーランスがとっても居心地がよいでしょう。
仕事に集中しやすくなって、生産的になるのもフリーランスママの魅力です。
フリーランスママの1日のタイムスケジュール【平日の場合】
どのような働き方をしているのか、今回はフリーランスのWEBライターの私のケースをご紹介します。
6:00-8:00:朝食と家事
9:00-12:00:こどもとお出かけ、散歩
12:00-13:00:昼食
13:00-15:00:子どもがお昼寝中に仕事
15:00-16:00 子どもと遊ぶ
16:00-17:00:仕事
17:00-19:00:帰宅したパパが育児、ママは仕事
19:00-21:00:夕食、家族の時間
21:00以降:就寝前の仕事、リラックスタイム
おもに午前中は子どもとの時間を優先して、昼と夜は仕事の時間を優先してます。
もちろんうまくいかない日も多く、その日の体調や予定と相談して考える流れです。
仕事をしない平日があったり、めちゃくちゃ働く日もあったり、毎日完璧に決まったスケジュールではありません。
でも会社のように毎日の出勤や、ミーティングがないだけでかなり効率よく動けて、かなりストレスフリーです。
ママがフリーランスになる方法|5ステップ
フリーランスとして働くためには、効率よくステップを進むことが重要です。
特に育児と仕事を両立させるママにとっては、はやめに準備を進めることが成功のカギとなります。
これからフリーランスを目指したいという方へ、5ステップの進み方を紹介します。
1興味のあるジャンルを探す
2必要な知識やスキルを学ぶ
3具体的な目標や理想像を決める
4簡単な仕事から受注してみる
5開業届をだしてフリーランスになる
1興味のあるジャンルを探す
まず最初に、自分が興味を分析して、仕事にしたいジャンルを探します。
たとえば、育児に関するブログを書いたり、手作りのグッズを販売するなど、育児の経験を活かせる分野も一つの選択肢です。
興味があるジャンルを選ぶことで、仕事へのモチベーションが保ちやすくなります。
2. 必要な知識やスキルを学ぶ
決定したジャンルについて、必要なスキルや知識を学びます。
簡単に概要から把握したいなら、本やWEB講座などもおすすめです。
フリーランスとしての仕事は、自分で営業・制作・管理などを行う必要があるため、会社員とは違ったスキルを磨けます。
例えばWebライティング、デザイン、マーケティングのスキルなど興味のあるジャンルを学勉強するなど、自由に仕事の幅を広げられます。
3. 具体的な目標や理想像を決める
フリーランスとして働き始める前に、どのくらいの収入を目指すのか、どのような働き方をしたいのかを明確にすることが大切です。
例えば、「月10万円を目指す」「週3日働き、家族との時間を大切にする」など、具体的な目標を立てることで、日々の行動がブレなくなります。
もちろん目標は途中で変わってもOKです。自分が行動しやすい目標を作ってみましょう。
4. 簡単な仕事から受注してみる
最初は小さな仕事から始めましょう。クラウドソーシングサイトや知り合いからの紹介など、手軽に始められる仕事を少しずつ受けることで、実績を積み上げていくことができます。
実績が増えると、徐々に大きな仕事や高単価の案件を受けられるようになり、自信もついてきます。
まずは小さいステップから始めるのがポイントです。
5. 開業届を出してフリーランスになる
最後に、フリーランスとして正式に活動するために、税務署に開業届を提出しましょう。これにより、フリーランスとしての活動が公式なものとなります。
開業することで、青色申告などの節税措置を受けることもできます。
長期的に安定してフリーランスとして活動していくために、ぜひひとつのゴールにしてみてください。
フリーランスママにおすすめの職種
フリーランスママにおすすめの職業はたくさんあり、在宅ワークでおこなえる仕事はさまざまです。
初めてでも取り組みやすい仕事をいくつか紹介します。
WEBデザイナー | デザインスキルを活かして、在宅で自由に仕事ができる職種。芸術や美術のジャンルが好きな方向け |
WEBライター | 記事作成やブログ運営など、文章を書く職業。読書や小説などが好きな方向け |
動画編集 | 映像コンテンツの制作や、動画編集をする職業。映画やカメラなどが好きな方向け。 |
SNS運用 | 企業や個人のSNSアカウントの運営を代行する職業。SNSに慣れていて、空き時間に始めたい方向け。 |
オンライン秘書 | 企業や個人事業主の業務サポートをリモートで行う職業。事務や整理整頓が得意な方に向け |
フリーランスになって子育てと仕事を両立しよう
フリーランスママとして働くことには、時間の自由や在宅ワークのメリットがある一方で、収入の不安定さや孤独感といった点が辛いですよね。
しかし、しっかりと準備をして自分に合った職種を見つけ、スケジュール管理や自己管理を徹底することで、育児と仕事を両立しながらストレスなく働くことも可能です。
少しづつ、自分に合ったフリーランスの働き方を見つけていきましょう。